塗装前の下準備
まず、初日には足場が組まれます。
塗装職人は常に壁際に組まれた足場の上を動き回るため、足場は作業場に欠かせないものです。
足場がきちんと組まれていないと事故が起こる可能性がありますので、とても重要な工程と言えます。
工事2日目は、高圧洗浄機で外壁や屋根を洗浄していきます。
表面的な汚れだけでなく、コケやカビなどを丁寧に除去します。
3日目は養生の工程で、塗料を塗らない部分をビニールで覆って保護したり、壁のひび割れや隙間を補修したりします。
この作業を怠ると、塗膜の劣化を早めることになってしまいます。
このように、塗装のための前段階には、最低でも3日ほどはかかります。
この作業が適切に行われないと、残りの塗装工程に支障をきたすことになります。
塗装は1回塗っただけでは終わらない
4日目の作業はいよいよ塗装作業に入ります。
塗装作業は一度で終わりと思われている方も多いと思いますが、塗料の種類によっては、同じ部分を2度、3度と塗り重ねる必要があります。
1回目に行う塗装は下塗りです。その後の「中塗り」「上塗り」の際に、壁や屋根材に確実に塗料を塗布するための特殊な塗料です。
このとき、塗装の種類や下地の状態によっては、別の下塗り剤を使用する必要が出てきます。
また、場合によっては、最初に選んだ下地とは別の色を使用することもあります。
たとえば、元の壁色が黒だった場合に、新しく白い壁に塗り替えたいと思っても、上塗りだけでは元の色が透けて見えてしまうことがあるからです。
5日目から7日目にかけては、中塗り、上塗りをしていきます。
上塗りは、ある程度中塗りが乾いた状態で塗り始めないといけません。
業者によっては1回目を塗った後、すぐに2回目を塗るところもありますが、このような説明をする業者には十分に注意してください。
屋根も同時に塗装する場合は、壁を塗装した後に続けて同じ作業を続けます。
塗装作業中に雨が降ってきたら、そのときは作業を中止しなければなりません。
塗装作業中に雨が降ると塗料の乾きが遅れたり、塗料が流れたりしてしまう危険もあります。
雨が降って作業が遅れても、通常は追加料金はかかりません。
最後の仕上げ
最後の段階は、雨どいや戸袋、他の細かな部分の塗装や最終的な仕上げを行います。
双方が仕上げに納得したなら、最後に足場が解体され、現場の清掃が行われて作業は完了です。
以上のことからもわかるように、塗装は1週間で完了する仕事ではありません。
そのため、極端に安い見積もりを出してくる業者には注意が必要です。
外壁塗装でお悩みのことがあれば、一度山田塗装までお問い合わせ下さい。