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外壁塗装で起きうる手抜き工事と見破るポイントは?

外壁塗装で起きるトラブルに手抜き工事があります。

一見信頼できるように思える担当者であったとしても、実際手抜き工事でひどい目に遭ったという例が多くあります。

そのため、工事が始まったなら業者任せにせず、工事の様子を頻繁に観察して、手抜き工事を早めに見抜くことが大切です。

よくある手抜き工事の例

よくある手抜き工事1つ目の例は、高圧洗浄の手抜きです。

塗装の前段階として、外壁の汚れを落とすために高圧洗浄を行うのが一般的です。

しかし、この作業を意図的に省略したり、作業を適当に行ったりするケースが多く見られます。

結果として、仕上がりにムラができたり、塗装が剥がれやすくなったりすることがあります。

2つ目は、下地処理や補修工事の手抜きです。

つまり、外壁のひび割れや凹凸を塗装前に補修しないケースがあるということです。

事前に補修工事を行わないと、塗料の密着性が悪くなり、塗膜の寿命が短くなってしまいます。

3つ目の手抜きは、見積書で指定された塗料を使用しないことです。

信じられないことですが、施工業者の中には経費節減のために、見積書や契約書に記載されている塗料よりもグレードの低いものを使用するところがあります。

そのため、作業当日、実際に使用した塗料の缶を見せてもらうのがおすすめです。

手抜き工事の4つ目は、塗料を必要以上に薄めて使用している例です。

塗装の際には、油性塗料はシンナーで、水性塗料は水で薄めて使用することになっています。

シンナーや水の比率は製品ごとに決まっていますが、材料費を安くするために、必要以上に水で塗料を希釈する手口が横行しています。

塗料を薄く塗りすぎるとしっかりとした塗膜を作ることができず、できあがりに差が生じます。

5つ目の手抜き例は、塗り重ねる回数を減らすというものです。

本当は3回塗りすべきところを2回だけで済ませてしまうのです。

特に、2回目と3回目に同じ塗料を使っている場合は作業終了後に塗り重ねた回数を判断することが難しいため、注意が必要です。

最後に6つ目の手抜き例ですが、それは高圧洗浄・塗装後の乾燥時間を待たずに、次の工程に進んでしまうというものです。

高圧洗浄や塗装を行った後は、作業時の気温や湿度に応じて、一定時間乾燥させる必要があります。

乾燥時間が短いと塗料が表面に定着せず、簡単に剥がれてしまいます。

ところが、人件費削減や工期短縮という目的で、塗料の乾燥を待たずに工事を行うこともあります。

特に、雨の日や湿度の高い時期には乾燥時間が必要となるため、塗装状態をよく確認することをおすすめします。

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